隣のあの子はボブ

中3の恋の記録を綴っています。

時に恋は人を変える

いつもと変わらない教室で、君に襟を直してもらう非日常。

人は変わる、心や周りの変化で。

多くの変化の中で、恋というのは自分自身がもっとも変わる変化のひとつだろう。

私は恋をしている。

叶わぬかも分からない恋に振り回されている。

普段は他人の幸せを願ったりそうさせようとしたりしている私が、恋という変化で自分自身の願いや欲望を優先するようになったのだ。

私は自分が自分でないようで落ち着かない。

気づいたら、何か失っていそうで。

最近の私は嫉妬や願望を叶えたい、近くにあの子がいてほしいと強く思うようになったのだ。

普段の私とはまるで正反対だ。

自分の欲を優先し、他人に自分の願いを強要させたいと。

だが、それはあの子の事を想う気持ちがそうさせているのかもしれないが、あの子の事を考えていない無責任なものである。

たったひとつの恋に私は自分自身が分からなくなり振り回されている。

ただ、このたったひとつの恋が叶えばおそらく私は自分自身を知り、もとの自分に戻るのだろう。